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インドのスタートアップ、2025年3月状況

インドのスタートアップエコシステムが2025年3月に大きな成長を見せ、さまざまな業界のスタートアップが総額7億ドル以上を調達。投資家の信頼と革新がインド市場を牽引しています。3月の最初の週だけで、スタートアップは3.5億ドルを調達し、インドにおける投資家の信頼と革新力の高さが改めて浮き彫りとなりました。

主な投資案件:

  • DarwinBox(HRテックプラットフォーム)は、シリーズDラウンドで1億4000万ドルを調達。Partners GroupとKKRが主導しました。
  • Leap Finance(エドテックプラットフォーム)は、HSBC銀行から1億ドルの債務融資を確保しました。
  • InsuranceDekho(インシュアテックスタートアップ)は、Beams Fintech Fundと三菱UFJフィナンシャル・グループが共同で7000万ドルを調達しました。

また、3月17日から3月22日までに、インドのスタートアップは25件の資金調達ラウンドで1.7億ドルを追加で獲得しました。注目すべき成長段階の投資には、以下の企業が含まれます:

  • Euler Motors(電気商用車の開発を進める企業)は、Hero MotoCorpから6000万ドルを調達。
  • Nivara Home Finance(住宅ローンサービスを拡大する企業)は、True Northから2800万ドルを調達。
  • Pilgrim(消費者向けパーソナルケアブランド)は、成長を加速させるために2300万ドルを調達しました。

初期段階のスタートアップも注目を集め、期間中に5094万ドルを調達しました。特に、Navadhan、Everhope Oncology、Protectt.aiなどが注目の投資先です。

3月の最終週には、23件のスタートアップが総額2.4億ドル以上を調達し、Smallcase(株式ポートフォリオ投資プラットフォーム)が資金調達ラウンドをリードしました。

資金調達比較(2025年1月~3月)

2025年1月、インドのスタートアップは125件の取引で18億3000万ドルを調達し、7か月ぶりの高水準を記録しました。2月には、資金調達額が16億5000万ドルに減少し、1月から19.5%減少しました。3月はさらに減少し、総額は約7億3200万ドルとなりました。インドのスタートアップエコシステムは、依然として強い投資家関心を集めており、今後の成長に期待がかかっています。