インド・スタートアップ・エコシステム・レポート — 2025年9月版(Q3分析)
(India Startup Ecosystem Wrap — September 2025 / Q3 2025 Quarterly Analysis)
9月、インドのスタートアップ投資は4か月ぶりに10億ドルを突破。総資金調達額は$1.22B(前月比+27%)となり、2025年1月($1.76B)以来の最高水準でした。投資家の信頼回復が顕著で、2025年で2番目に高い月間実績を記録。
月次・前年比動向(M-O-M & Y-O-Y)
- 7月:$598M → 8月:$961M → 9月:$1.22B(連続回復)。
- 5月以来の$1B超えで、H2に向けたモメンタムを確立。
- 前年同月比で大幅増。メガディール偏重ではなく、裾野の広い案件群で健全回復。
都市別動向(City Wise)
- バンガロール:取引件数・資金額ともに首位を回復。
- ムンバイ:フィンテック/IPO準備企業の大型案件で平均ディールサイズ最大。
- デリーNCR:堅調な存在感、重要シェアを維持。
- アーメダバード:地方拠点の注目度上昇、地理的多様化を象徴。
- プネー・ハイデラバード:規模は小さめも、安定活動。
セクター別動向(Sector Wise)
| セクター | 動向要約 |
|---|---|
| フィンテック | Q3を通じ資金配分トップ(約20%)。大型案件が牽引。 |
| Eコマース | 消費主導の成長で2位を維持。D2C/リテールテックも寄与。 |
| ヘルステック | 少数案件で多額調達、平均投資額$19M超と高効率。 |
| AI関連 | インフラ/応用領域で存在感増。SaaS/会話型AIがけん引。 |
| コンシューマーブランド/D2C | 堅調に資金獲得、ブランドスケール案件が散見。 |
シリーズ別動向(Series Wise)
- シリーズA:資金・件数ともに首位。PMF確立企業へ資金集中。
- シリーズB:少数でも単価大型化、平均投資額上昇。
- シード/プレシード:活発。草の根イノベーションが継続。
- プレシリーズA:ブリッジ・ファイナンスの発達を示唆。
- レイターステージ:メガディールが複数観測。
主なディール(Significant Deals)
- PharmEasy:$193M(債務再編)
- Weaver Services:$170M(住宅金融)
- Eruditus:$150M(リファイナンス)
- Urban Company:$97M(IPO前ラウンド)
- Truemeds:$85M(シリーズC)
- Gupshup:$60M(会話型AIプラットフォーム)
